言う事なし 『HHKB Professional HYBRID Type -S』

HHKBのキーボードを愛用している方はたくさんいるかと思います。それは打鍵感だったり、耐久性であったり、かっこいいからだという人もいるでしょう。初回は一番長く使うであろうデバイスであるキーボードを扱いたいと思います。

HHKBと株式会社PFU

HHKBはHappy Hacking Keyboardの略で株式会社PFUの主力商品を言います。PFUのキーボードはどれも高性能な上コンパクトなことでも知られています。その高性能キーボードが作られるまでのことについて少し触れてみたいと思います。

HHKBは1995年あたりから構想が練られていたようです。きっかけは東大名誉教授の和田英一という方が「マイキーボードを作りたい」と考えたことだそうです。そして英語配列を参考にしたAlphaキーボードという現在の英字キーボードによく似た構造のキー配列を考案したようです。それにしてもマイキーボードは憧れますね。秋葉原に行くと用もないのに遊舎工房をのぞいてみたくなってしまいます。

そんな訳で1996年に和田英一氏とPFUが共同開発したキーボード「KB01」が完成しました。PCはどんどん変遷していく中でキーボードだけは長く寄り添うものとしてHHKBは25年以上の年月を経て発展していったのでした。

実際にHHKBを購入してMacで使ってみました。

2022年、今回購入したモデルはHHKB Professional HYBRID Type -S(以降HHKB)です。お手軽な電子機器などを紹介するつもりでしたが、初回から結構なお値段のものとなってしまいました。ご容赦ください。

背面にチルト機構があるため、キーボードを自分の打ちやすい角度に変えることができます。長時間打鍵していても疲れることはありません。

いざMacにUSB接続をして使用しようとしても勝手がおかしいと感じました。Windows準拠なのかなと思い、説明書を読むとそこにはDIPスイッチなるものが存在していました。このDIPスイッチをいじることでMacに対応したキーボードにもWindowsに対応したキーボードにもなるようです。

  • HHKBはDIPスイッチでWindowsにもMacにも最適化できます。

WindowsとMacとではキーボードの設定が違う?

HHKBは基本的にWindowsでもMacでも使うことができます。しかし、そのままではうまいこといきません。WindowsやMacなど違うOSで使用したい場合はDIPスイッチをいじる必要があります。HHKBの裏面に不自然な蓋があります。これを外すとDIPスイッチが現れます。次はそのDIPスイッチでどう挙動が変化するのかを確認してみたいと思います。

DIPスイッチは1〜6の番号が振られています。どの番号のスイッチを入れるかによってWindows用になるかMac用になるか変わります。例えばDIPスイッチ1をONにするとWindowsモードになります。一方でDIPスイッチ2をONにするとMacモードに切り替わります。全てOFFにするとLinuxモードになるようです。他のスイッチに関しては割愛させていただきます。

  • DIPスイッチONが1か2でWindowsかMacかに変わります。

HHKBのHYBRIDとは?

HHKB Professional HYBRID Type -SのHYBRIDは有線でもBluetoothでも両方とも使えるということです。BluetoothでPCに接続する場合は単三乾電池が2個必要となります。ペアリングモードに移行するためには、Fnを押しながらQを押します。その後Fnを押しながらControlキーを押して1〜4のキーを押して各番号に割り当てます。PCでBluetoothの設定をしたら接続完了です。

しかしBluetooth接続をしてしまうと有線接続ができなくなります。有線接続をしたいと思った時は、Fnを押しながらControlを押し0の番号を押すことでUSBモードに戻すことができます。

特筆すべき点は給電方式が内蔵バッテリーではなく単三乾電池であることです。内蔵バッテリーはいずれ充電できなくなる可能性があります。これはHHKBの元となったKB01の精神に反することでもあります。一方乾電池は寿命がくれば交換することができます。それに単三乾電池ならばコンビニでも手に入ります。いざという時に便利です。

Bluetooth接続にするにはFn+Control+1〜4を押すこと。USB接続に戻すにはFn+Control+0を押すと覚えておきましょう。

  • Bluetooth接続にするにはFn+Control+1〜4をして各機器に割り当てることができます。
  • USB接続に戻すにはFn+Control+0を押してBluetooth接続を解除します。

HHKBのType-Sにはどういう意味がある?

Type-SのSには二つの意味が込められています。まずはSpeedのSです。これはタッチタイピングをできることが前提の話になるのですが、ホームポジションから指を離すことなく全てのキーをタイプすることができます。これがストレスフリーでタイピングスピードも上がっているような気がいたします。

もう一つのSにはSilentのSです。その名の通り打鍵音がとても静かで、キーを押すとストストというような音しかしません。Cherry MX 青軸とは真逆の方向性です。またキーを押すときも軽いタッチで押すことができるため、手が疲れにくいです。

  • Type-Sはスピード感と静音を両立した優れたキーボードです。

まとめ

HHKB Professional HYBRID Type-Sは様々な点において他のキーボードと異なる性質があります。WindowsとMacの両方で簡単に切り替えて使えること。BluetoothとUSB接続どちらにでも対応できること。スピードと静音に特化していること。これらが主だった特徴だと思います。2024年で2年間使っていますが、今や手放すことのできないキーボードとなっています。


HHKB Professional HYBRID Type-S

追記

2023年10月にHHKB Studioという製品が発売されていました。HHKB初のメカニカルキーボードというです。静電容量無接点方式とどう打ち心地が違うのか気になります。マウス機能やジェスチャーパッドも搭載したので、キーボードで全てが完結してしまいそうです。キーボードの配列も変えることができるという触れ込みが本当ならば、たくさんの人にとって喜ばしい機能なのではないのでしょうか。

マウス機能もついてしまうとのことなので、本当にHHKB Studioだけでデスクトップが完結してしまいそうです。またメカニカルキーボードなので不具合が起こったとき、そのキーだけ自分で交換できそうで修理が簡単になりそうです。

もっと良いHHKB製品が出てくるのではないかと思うのは欲張りでしょうか。


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HHKB Studio

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